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ペットにもスローフードを!
1980年代半ば、ローマの名所の1つのスペイン広場にマクドナルドが開店しました。それがファストフードにイタリアの食文化が食いつぶされる、という危機感を生み、「スローフード」運動に繋がったといわれております。食の大量生産、大量流通、食品添加物、遺伝子組み換えといった、「食の均質化」の波が次第に押し寄せていきました。そんな食に代表される画一的でせわしない現代生活に、「スローフードな食卓」から革命を起こし、もっと生き生きとした社会をとりもどしたい。それが、「スローフード」の哲学です。
スローフード運動は、バラエティ豊かな地域の食を再発見し、これを愉しみながら、人が豊かに、そして平和に生きていくうえで欠かすことのできない「食の喜び」を取り戻そうという運動です。ここ数年、「スローフード」という言葉が、日本でもようやく浸透してきました。さいわい日本には、国土の6割以上の山間部や多くの島々があり、多様な風土にそれぞれの食生活、嗜好、気候に適した豊富な食材、調理法が根づいています。こうした美味しくてバラエティ豊かな地域の食を、担い手とともに守っていきたいと考えたのがスローフード運動です。
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私達や愛犬を取巻く社会は空前のペットブームという事もあり、まさに1980年半ばのイタリアのファーストフード上陸と同じように、大量生産、大量流通、食品添加物、遺伝子組み換えといった、「食の均質化」の波が次第に押し寄せていると思います。私達は愛犬用おやつを製造する立場から北海道という大自然が育んだ豊かな食材を使用し、また今まで食材として使用されなかった食材を再発見し新しくまたより一層のバラエティ豊かな「食の喜び」をペットにも提供したいと考えております。
またスローフード運動は質の良い素材を提供してくれる生産者と愛犬家がより緊密な関係を作っていく事を通じて、そこで育まれた商品がその手間に見合う適正な価格で流通するフェアな市場が確立されると考えております。
この様なペットにもスローフード運動が現代のペットフードに氾濫している安全性を軽視した市場に対し警鐘となる事を私どもテイルスタイルは願っております。
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